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あっち向いてホイ

創作や企画の呟き、落書き、アイディアなどが放り込まれるブログ

喫茶『メガネ☆パレード』

アクロスエンド内のとある場所に、
気まぐれに開店する喫茶店が一つ。




――ようこそ、喫茶『メガネ☆パレード』へ。
当店では眼鏡をかけたスーツ男子がお客様をお出迎えいたします。

* * *

~スタッフ紹介~(写真左から順に)

★ラスカード
二番目に古いフロア担当スタッフ。
笑顔は少ないが丁寧な接客と物静かな雰囲気に、ファンだという客も少なくない。

★ディッツ
一番の古株、フロア兼調理担当スタッフ。
お調子者で、明るい接客が得意。
たまにやらかす凡ミスも常連客の間ではご愛嬌。

★十司
店長。
お客様のご要望とあらばコーヒーから紅茶、日本茶まで美味しく淹れてくれる。
近頃は新人スタッフへ熱心な指導をしている姿がよく見られる。

★アインハルト
新人のフロア担当スタッフ。
一番の長身。さわやか元気な接客はまだ発展途上だが、将来有望。

★オレガノ
裏方スタッフ。
困ったお客様にお引き取りしていただく際などに活躍する模様。
不愛想で接客させると客が減りかねないため、フロアに出ている姿を見ることはまれ。


* * *

~喫茶『メガネ☆パレード』 のとある一日~

十司「――さあ、今日も一日頑張りましょう! 
  喫茶『メガネ☆パレード』 、三日ぶりに開店です!」

ラスカード(以下、ラス)「店長、開店時間にもかかわらずスタッフが二名足りないようだ」

アインハルト(以下、アルト)「そういえば5分前にディッツさんから、少し遅れるって連絡ありました」

十司「おや、またですか。仕方ないですねえ……」

アルト「オレガノさんはどうしたんでしょうか?」

十司「彼は開店時間にいることの方が少ないので……。忘れた頃に現れるでしょうから、気にしなくて良いですよ。
  ――おや、さっそくお客様がいらしたようですね」

フェイオ「いよっしゃあー! メガパレいっちばん乗りーー!」

十司「いらっしゃいませ、フェイオさん。今日も元気が溢れているようで何よりです」

ラス「……溢れているのは元気というよりも、闘志に近い気がするが」

フェイオ「今日は一番いい席確保しないといけない使命があったからね!
  誰よりも先に行くぞー、って道中飛ばしてきたんだよ!」

アルト「どうぞ、冷たいお水でも飲んで一息ついて下さい」

フェイオ「ありがとー! ハルトくん、新人さんなのに気が利くね~!」

アルト「店長から、いろいろ教わってますから」

十司「アインハルトくんは、もの覚えが良いので助かりますよ」


ディッツ「……おはようございまーす。
  ――お、フェイオ、また来たのか。お前もこの店好きだなー」

フェイオ「あれ? でっつん、もしかして今来たとこ? またシャツのボタン掛け違えてるよ?」

ディッツ「げっ、まじか!」

ラス「……店頭に出る前に一度くらいは鏡を見る習慣をつけろ」

十司「フェイオさん、今日はいい紅茶が入荷していますので、おすすめしておきますね」

アルト「……あ、もしかしてもうご注文お決まりでしたか?」

フェイオ「ううん、ごめん、もう少し待って~。実は友達と待ち合わせしてるんだ。
  その子にメガパレのこと話したら、一緒にお茶しようって流れになって。
  でもその子インするの少し遅れそうって言うから、私が先に来て席を確保しておく約束になってたの」

十司「おや、そうでしたか」

ディッツ「わざわざ席確保なんかしなくても、開店早々満席にはならねーだろ、この店」

フェイオ「この窓際の席が一番眺めいいんだもん。カウンターも近いし、店内が見渡せるし。
  メガパレ来たら、フロアの眼鏡スタッフが良く見える位置に座りたいじゃん?」

ディッツ「お前、テーブルの上のもんしか見えてないと思ったら案外いろいろ見てるんだな」

フェイオ「でっつん、それ、私が食い気しかないって言ってる……?」

ディッツ「……え?」

アルト「……ディッツさん、ちょっと……!」

ラス「フェイオ、待ち人が来るまで水だけというのも味気ないだろう。
  先に砂糖菓子でもつまんでいるといい」

フェイオ「ふえ? これ、貰っちゃっていいの?」

ラス「店からのサービスだ。いつも贔屓にしてもらっているからな」

フェイオ「やったー! ちょうど口寂しかったんだよね~」

十司「……ラスカードくん、ナイスフォローです……!」

アルト「……流石です、先輩……!」


ディッツ「つか、その友達と何時に待ち合わせしたんだ?」

フェイオ「んー、リアル時刻2時」

アルト「……もう30分、過ぎてますね」

ラス「一度連絡してみたらどうだ? 道に迷っているのかもしれないぞ」

十司「そうですねえ。
  当店は少しひっそりとした場所にあるので、初回の方は見つけにくいかもしれませんね」

フェイオ「実は、お菓子食べつつメモ飛ばしてるんだけど、反応がなくて……」

ディッツ「インしてないってオチじゃないだろうな」

フェイオ「フレンドリストの名前光ってるから、それはないよ」

ディッツ「そか。俺、ちょっと店の外見てくるわ……って、うわ危ねえ!」

オレガノ「ドアの前にぼーっと突っ立ってんじゃねえ、メガネ」

ディッツ「……この店のスタッフみんな眼鏡なのにその呼び方されてるの俺だけな件」

十司「オレガノくん、今日は珍しく早いですね。
  でも、出社の際は従業員用の裏口からお願いしますね……?」

フリーア「あ、あの、お邪魔します……ですの」

フェイオ「なんと、リアちゃんがオレっちの後ろから……!」

ディッツ「ん? 待ち合わせの友達って、フリーアだったのか?」

オレガノ「こいつ、店の近くで変な奴に絡まれてたから、散らして連れてきたぞ」

フェイオ「ええっ、そうだったの? オレっちナイス救出~! 
  リアちゃーん、席こっちこっち!」

フリーア「フェイオさん、お待たせしてしまってごめんなさいですの……!」

フェイオ「全然大丈夫だよ~。
  むしろ待ち時間にスタッフ一人占めーの、お菓子もらったりーのでラッキーな私?」


アルト「道すがらお客様を助けてお店まで導くなんて……オレガノさん流石です……!」

十司「フェイオさんも首を長くしてお待ちでしたから、無事合流できて良かったですねえ」

アルト「俺もいつかオレガノさんみたいなスタッフになれるよう、頑張りますね店長!」

十司「……いえいえ、アインハルトくんは今のままで十分ですよ?
  ちゃんと定時に出社して、普通にフロアスタッフのお仕事をしていて下さいね?」

アルト「よーし、俺、店の周囲の見回りしてきます!」

十司「いいえ、これからお客さんが増える時間帯なので、君はお店にいて下さい」

アルト「はい! 行ってきます!」

ラス「……静止も聞かずに飛び出していったぞ……」

ディッツ「あいつ、店長の言葉全然耳に入ってねえ……」

十司「アインハルトくんが抜けると、オレガノくんにフロアを手伝ってもらわなければならなくなるんですが……」


ディッツ「おーい、グラサン! 店長が、人手が足りないからフロア入れってさ!」

オレガノ「うるせえ、クソメガネ。お前が倍働け」

ディッツ「……二人分働いてもお給料は一人分な件……」


<終>


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6/7 お題「メガネ☆パレード」

メガネを描かなければならない使命感だけが先行し、
何をどう消化したらいいのかわからずとりあえず眼鏡かけた連中を描き始めて、
気が付いたら小話が出来上がっていたのでそのまま上げておきます。

もしかしたらこんな喫茶があるかもしれない、というIF話ですが、
まとめて動かして見るとAEでもTSでも変わらないテンションの奴らでした。




>おまけ
でかい壁紙サイズの絵。クリックで原寸表示。

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日々アホなことを考えつつネタ探しに奔走するズボラー(だらしのない人間)。
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ないなら自分でつくればいいじゃない。

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